オーストラリアで病気になったら、まず行くところは、いわゆるGP(General Practitioner)または、ファミリードクターといわれるGereralistのお医者さんのことです。日本でいうところの診療所にいるお医者さんという解釈でいいと思います。
こちらはGPがいたるところにあって、見つけやすい。だいたいショッピングセンターに必ずと言っていいほど入ってるので見つけやすいです。非常に行きやすい場所にあるので、便利が良いです。
私が日本にいたときは、病院ってなんだか気軽に行きにくかったような記憶です。だいたい日本の都会で一人暮らししてたら、もし自分が病気になったらどこにかかるかなんて、あまり考えませんよね。最寄りの病院がどこかなんとなくわかっても、病院って行きにくい…。病気になっても、とりあえず、病院にいかないように、薬局で薬買ってやり過ごしてましたね。もっと病院を活用するべきだった。
風邪ひいたときなんかは、1週間ひたすら耐えれば治るっしょ的な自己判断が多かったですね。市販の風邪薬は風邪をひいてしまったあとに飲んでも効かないから、やっぱりたかが風邪でも病院いくべきですよね。そんな私は風邪をひいたら毎回生姜をすりおろしてお湯で飲んだり、サプリメント飲んだり、自然治癒力に頼りなんとか回復するまで耐える。ああ、たくましい。
だいたい病院に行く時間が取れない意味不明の忙しさ、あれなんでしょうねぇ?病気であることは周りに迷惑をかけるわけだから、いち早く治すべきね。
日本の総合病院は美容院みたいに予約なんてできないから、行けば必ず待たされるイメージだし。最近は予約できるんですかね?その点、予約して行けるこちらの専門医はありがたい。
GPに診てもらう主な流れ
①予約する(オンラインか電話か直接GPへ行って予約、またはその日空きがあればラッキー)
②薬を処方してもらう
③GPが専門医が必要と判断した場合、または処方された薬で回復しない場合、GPに再度行き紹介状(referral)を書いてもらい、電話にて自分で予約する。
場所にもよりますが、GPドクターはだいたい3~5人くらいいるので、予約無しで尋ねた場合でも、運よく空いてる場合もあります。専門医に直接行くことは基本出来ず、GPドクターの紹介書が必要になってきます。ですので、具合が悪いとなるとGPにまず診てもらうというのは必須です。(歯医者以外ね)
え?急を要する場合はどうするのよ???
よっぽど急でしたら、救急ですが。
それ以外は基本、はじめはGPにまず行き診てもらいます。
そこで薬を処方されます。それでも良くならない場合、もしくはGPが専門医に診てもらうことが必要だと判断した場合は、専門医へ紹介してもらえるというのが基本の流れです。
紹介してもらった専門医への予約は自分で電話をかけて予約することになります。
予約の際、運よく3日後とかに予約できれば良いですが、だいたい2週間後とかになることが多いです。ひどいときは、1か月後なんてことも。
おいおいそんなんじゃ、病状悪化するじゃないのよ?
今すぐに専門医に診て欲しい!なのになんで2週間も待たないといけないわけ?的な問題はよく聞く話です。
その間は、GPドクターに処方された薬でやり過ごすしかありません。
病状が悪化しようがしまいが、予約の日にちまで待つしかありません。
私の場合、スペシャリスト(専門医)の予約日までの2週間に症状が改善されず、不安になってGPへ再度行ったこともあります。追加料金払ってでも今すぐ専門医に診てもらいたいのにぃぃ!と思ってイライラすることもあります。また、逆に日にちが経つにつれて病状が良くなり、専門医必要ないかも。とキャンセルすることもあったりするわけです。
ちなみにドクターが、緊急を要すると判断した場合。ドクターがスペシャリストに直接電話で近日の予約をしてくれますので、ご安心を。
しかたないよね?そういうシステムなんだし。
つべこべ愚痴っても始まりません、郷に入れば郷に従えです。このシステムでずーっときてるからこの国にとってそれが最善のシステムなのでしょう。
スペシャリストに診てもらう際の費用
GPで医者に診てもらうのは、通常メディケアカードを持っていれば、BULK BILLと書いてあるGPならその日の診察はメディケアカード提示でキャッシュレス。処方された薬代のみの自己負担でOKです。ドクターに処方された薬の名前を書いた紙をもらったら、薬局へ行きましょう!そして処方箋コーナーに行き、おくすりをもらってお金を払います。
BULK BILL以外のGPは言ったことないのですが、おそらくその場合は、後程自分で申請し、払い戻し手続きをすることになると思います。
スペシャリスト(専門医)に診てもらうのは、メディケアカード保持者は一部負担になりますが、
専門医によって料金はバラバラです。診察代金は予約の時点で教えてくれます。言われなければ、聞いてもよいでしょう。診てもらうスペシャリストによっては割引が一切無い場合もありますので、予約時に確認を。ちなみに私が、この前専門医で診てもらった際は、診察料
$250
そこから、$75払い戻しが後日に自分の口座に振り込まれる感じです。
それでもフッツ―に高いですよね。
けど、GPでの診察が処方された薬代だけなので、日本ではどこで診てもらっても診察代金必要だし、そんなポイントを比較すると、妥当かな、と。GPで終わればラッキーですが、GPでは手に負えない病状だとお高くつく感じが考えどころです。
だけど、入院となれば公立病院なら無料なんですよね。スペシャリストにかかり通院が一番お金かかる?のですかね。
いつも専門医の予約の際、聞かれるのがプライベート健康保険の加入の有無です。
私は、プライベート健康保険加入しておらず、それによりどの程度カバーするのかは存じ上げませんがスペシャリストに診てもらうのは全額カバーとかなんですかね?おそらくその保険内容にもよるのかな?と。
しかし上記のような私のケースでいうと、万が一毎週通院することになった場合、毎週175ドル飛んでいくわけです。治療費けっこう高いですよー。
今回は一回の診察で済みましたが。
お金かかるし、病気にならないように気を付けようと思います。
GP予約はオンラインが便利
GPへの予約がオンラインからできるので助かります。別に電話でもいいけど、今日はどの先生いるかな?とかオンラインなら一目ですぐにわかるので、予約の際やっぱり便利です。キャンセルする場合は、電話しないといけませんが。
稀ではありますがGPによっては、土日の診察に$20追加料金必要!なんてところもありますし、もしくは、予約時間に来なかった場合は、次回予約時にペナルティが課されるなんてところもあります。
予約したらば、必ず行くようにしましょう。急に行けなくなった場合は、ペナルティの有無にかかわらず、面倒でも必ず電話しましょう。
こちらのサイトに自分が住んでいるサバ―ブか郵便番号を入力すると、最寄りのGPが表示されますので、そこから選んで予約しましょう。
ちなみに日本では、
「今日は具合悪いから、ちょっと病院行ってくる。」
なんて言いますが、英語圏で病院に行くというと大きな病院に入院でもするのかと思われますので、ちょこっと病院に診てもらいに行くだけなら、see a doctor というフレーズを使うと良いです。
GPはいつも決まったドクターがいいの?
いつも決まったドクターがいいと思います。それまでのGPで診てもらった病歴はシステムで確認できますが、何人か違うドクターに診てもらい、フィーリングで話しやすい信頼できるドクターを自分のファミリードクターにすればよいと思います。
女性同士が話しやすいという人であれば、女性ドクターを指定すればよいでしょう。子供が学校に入学するときなど、フォームにかかりつけ医師の名前を書く欄があるので、決まったドクターがいるとやはりよいですね。
私の場合、フィーリングで話しやすいドクターをいつもお世話になっていましたが、その先生が男性だったので、女性系のことを診てもらいたいなーというときは、その時だけ女性ドクターを予約していました。
私が今まで診てもらったことのあるスペシャリストは、
otolaryngology(耳鼻科)
dermatology(皮膚科)
日本では聞き慣れないですが、podiatrist(足の病気に特化した医者)
psychologist(心理カウンセラー)
の以上です。
ちなみに年に5回まではpodiatristやphysioは$20で診てもらえるそうです。
ですが、5回までなので、それ以上の治療が必要な場合は実費です。
私が、podiatristに診てもらった際は、6回目以降確か80ドルくらいしたと思います。otolaryngologyに診てもらった時とpsychologistに診てもらった時はもっと高かったですねー。医者によって価格も違うというところもどうにかして欲しいポイントです。
いやーつくづく病気になりたくないですね。
ホリエモンが、医者にも食べログみたいなランキングがあればいいと言ってたわ。
それっていいかも!病気によって医者を自分で選ぶことができたら後悔ないわね!
簡単ににまとめてみましたが、また情報追加していきまーす!